私小説「半生の記」を書く


私小説「半生の記」を書く

終活ではもし元気なら「私小説・半生の記」を書きます。残された人生が半分、過ぎた人生が半分です。90歳で書くときは90年分が半生。残りの数年が後の半分です。

「自分史」でも良いですが、こちらはややデータブック的な書き方になります。定義がある分けでもないでしょうが、事実の記述がメインでメッセージとか感想とかは副次的。

「半生の記」の方は心の動きを追いかけるがメインで、その説明のために必要な事実が引用されます。

公開する公開しないの選択の問題は残りますが、両方を平行して記述すると視点がぶれません。読み返しても読みやすい。筈です。



パソコンを使ったほうが書きやすいでしょう。

思い出したものから書いていけばよい。並べ方は時系列。前後関係を忘れていたら思い出すまで暫定的に位置を決めてよいし、忘れたままでも構わないでしょう。ただし、はっきりしていないことはパラグラフ(ブログならエントリー)の冒頭あるいは末尾に記載しておいて良いだろう。

感謝、感動、残念など。

終活だから初めて文字に出来るものもあるでしょう。

人名も地名も実際のものが良い。その意味では小説としながらも一つの記録です。

脚色は構いません。心に投影された景色を書いていると思えばよい。

現存する個人や団体に迷惑をかける恐れがありますから、公開するのは工夫が居るでしょう。

家族、お世話になった人に限定して開示するのでいいでしょう。

期限の無い新聞小説のように書いても良いし、ある時点までに区切りを付けて書き終えておくのも良いでしょう。その場合は、追記文を書き足していってもいいでしょう。

勿論、恨み辛みをぶちまけても構わない。

その場合は相手が名誉毀損を言い始めるかもしれないが、こういうものは言ったもの勝ちというか、棺おけを用意している相手に名誉毀損もないだろう。



MSワードなどの利用より、これからならブログを使うのがよいだろう。

クラウド作家?今風でしょう?



ボケ防止に役立つかどうか分かりませんが、ボケても記憶を伝えたいなら是非取り組んでみましょう。家族の間でも、親に対しても子供対しても実はなかなか本音の話はできません。でも伝えておきたいことはあるでしょう。墓場まで持っていくと決めたことは文字にすることはないでしょう。



だらだら記述になりがちだ。けじめが付かないのです。

先ず、時代を追う。10年程度に刻んでみる。

世の中の事件、風俗、世相を追う。

所属した地域、団体、グループ。仕事を追う。






30

365

人気の投稿