遺影を用意する


遺影を用意する

遺影とはお葬式の祭壇に飾る写真ぐらいにしか思っていません。人生の最後を印象付ける写真ですが、普通は遺影の用意などはしていないもので、手元にある写真の中から葬儀屋が適当に選んで引き伸ばして背景処理をしてプレートに収めて遺影にします。

遺影

この遺影、本人が既に無くなっているから、人任せ(葬儀屋任せ)だからスムーズにことは運ぶが、本人が自分で選ぶとなると結構難しい。

歳を重ねることと、人生の充実感とは、必ずしも一つの線にならない。むしろ乖離することすらあるだろう。

老いてからの穏やかな表情はすべてを飲み込んだ表情かもしれない。

好きな趣味、熱中する仕事、それらの中にいる自分の姿。



遺影とは、考え始めると、ある意味では恵まれた人の終活メニューの一つなんだろう。それでも、時間をさかのぼることは出来ないという残酷な現実も其処にはある。だから、”直近~最後”という発想をせざるを得ないのが一般的だ。



毎年家族写真を撮る人もいる。元気だった頃の最後の家族写真が遺影になる。

「人生をともにできたことに感謝します」という心持でカメラを見つめる自分がそこには居るのだ。写真屋はそのときだけ、斎場の一瞬を切り取った厳かなものになる。



注意
  • デジカメで済ませておいてはいけません。必ずプリントアウトしておくこと。日付と場所も書いておくこと。
  • 今時はデジタルの画像でもやってくれるが、手際よく電子ファイルが取り出せるとは限らない。
  • のっぺりした遺影でないときは遺影にまつわるエピソード、思い入れも書き残しておくのが良い。


蛇足
こういうものもある。身内の不幸をメル友などに送るときに使いたいのだろうが、悪ふざけや虐めにつながる利用もあるから、実際の利用は難しいかもしれない。

私小説「半生の記」を書く


私小説「半生の記」を書く

終活ではもし元気なら「私小説・半生の記」を書きます。残された人生が半分、過ぎた人生が半分です。90歳で書くときは90年分が半生。残りの数年が後の半分です。

「自分史」でも良いですが、こちらはややデータブック的な書き方になります。定義がある分けでもないでしょうが、事実の記述がメインでメッセージとか感想とかは副次的。

「半生の記」の方は心の動きを追いかけるがメインで、その説明のために必要な事実が引用されます。

公開する公開しないの選択の問題は残りますが、両方を平行して記述すると視点がぶれません。読み返しても読みやすい。筈です。



パソコンを使ったほうが書きやすいでしょう。

思い出したものから書いていけばよい。並べ方は時系列。前後関係を忘れていたら思い出すまで暫定的に位置を決めてよいし、忘れたままでも構わないでしょう。ただし、はっきりしていないことはパラグラフ(ブログならエントリー)の冒頭あるいは末尾に記載しておいて良いだろう。

感謝、感動、残念など。

終活だから初めて文字に出来るものもあるでしょう。

人名も地名も実際のものが良い。その意味では小説としながらも一つの記録です。

脚色は構いません。心に投影された景色を書いていると思えばよい。

現存する個人や団体に迷惑をかける恐れがありますから、公開するのは工夫が居るでしょう。

家族、お世話になった人に限定して開示するのでいいでしょう。

期限の無い新聞小説のように書いても良いし、ある時点までに区切りを付けて書き終えておくのも良いでしょう。その場合は、追記文を書き足していってもいいでしょう。

勿論、恨み辛みをぶちまけても構わない。

その場合は相手が名誉毀損を言い始めるかもしれないが、こういうものは言ったもの勝ちというか、棺おけを用意している相手に名誉毀損もないだろう。



MSワードなどの利用より、これからならブログを使うのがよいだろう。

クラウド作家?今風でしょう?



ボケ防止に役立つかどうか分かりませんが、ボケても記憶を伝えたいなら是非取り組んでみましょう。家族の間でも、親に対しても子供対しても実はなかなか本音の話はできません。でも伝えておきたいことはあるでしょう。墓場まで持っていくと決めたことは文字にすることはないでしょう。



だらだら記述になりがちだ。けじめが付かないのです。

先ず、時代を追う。10年程度に刻んでみる。

世の中の事件、風俗、世相を追う。

所属した地域、団体、グループ。仕事を追う。






シニア向けスタンプカードサービス?セブン&アイグループの次の戦略?

http://www.dennys.jp/dny/menu/dennys/morning/index.html

シニア向けスタンプカードサービス?セブン&アイグループの次の戦略?

60歳以上だとデニーズでメンバー登録すると、デザートが無料サービス。スタンプが溜まると割引が受けられる。

デニーズ

ファミリーレストランにかつての勢いはない。昔はニューファミリーを取り込んでいた。その世代が老化して、同時に景気も元気も落ち込んで行った。

老人たちは病院をサロン代わりに使っている。顔なじみも出来た結果だ。レストランもリピータが出来て長時間過ごしてもらえればサロンのようになって行くだろう。しかも、混雑時間の間を縫う時間帯にゆっくり利用してもらうことが出来るだろう。

必要なのはアダルトゾーン。 喫煙もキッズも駄目。大人がくつろげるアダルトの空間。

ジョナサンなど多くのレストランが間違えているのは、タバコの煙か、子供の騒音か、どちらかを選択させていることだ。狭いことを理由に?。お前の頭が悪いのだろう。

喫煙者は減る一方だし、子供減る一方だ。少数者救済レストランだから儲けが減るのは当然。

セブン&アイもようやく構造的矛盾に気付いたようだ。しかし、気付いてもできるかできないか、やるべきかやらざるべきか、判断には迷いがあったのだろう。



セブン&アイの誤算

東海地方で試験的に導入していた「オハヨウクラブ」の全国展開。朝6時から10時まで。60歳以上だと、カップ入りヨーグルト1個が無料サービス。400円以上でスタンプ1個。1回で4千円使うとスタンプ10個になるかどうかは不明。10回来てくれと言うのかも知れない。スタンプ10個で2割引のクーポンがもらえる。

老人はアナログと信じきった仕組みだ。老人扱いしすぎている。今時はデジタル世代の老人だ。気の利いたアプリの一つも作らないで新戦略も何もない。東海地方で先行導入して何も学ばなかったみたいだ。アプリを入れてナナコで支払いすれば両方にメリットの得られる状況が作れるはずなのに。

ペーパーベースのスタンプカードでは話題にもならない。財布の中はカードでいっぱい。お出かけのときに予めスタンプカードを揃えろというのだろうか。馬鹿にしているね。リピート客を増やすつもりが、返って減らすことになる。スタンプカード忘れたから今日は行かない。移動の途中で立ち寄るのもやめることになる。持っているカードのところへ行くものです。持っているカードとは携帯に入っているアプリ。エディが使える店などもその一つだ。

シニアにリスペクトしてもてなしも格好良くすることが、本当のリピート顧客になる。



紙のスタンプカードはもううんざりだ。

人生の禁句?そのうち(其の内)っていつですか?

https://www.google.co.jp/search?q=%E5%85%89%E9%99%B0%E7%9F%A2+%E3%81%AE%E5%A6%82%E3%81%97&client=firefox-a&hs=8kG&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&channel=fflb&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=G7WzU4PbDITDkwW-koHoDg&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1310&bih=811&dpr=0.9#imgdii=_

人生の禁句?そのうち(其の内)っていつですか?

定年過ぎた人でも平気で口にする言葉がある。「其の内、機会があればやってみよう」のようなことばだ。これは「やりません」の意思表示と理解して言っているならいいが、本気で其の内にと思っているなら大変だ。っていうか気の毒だ。

其の内とか次回とか又の機会にとかは先送りでしかない。

社交辞令で言うなら許されるが本気だとそんな時間は無いよ言ってあげなければ。



人生は常に「今」を生きるしか出来ない。いや、積極的に理解して良いんだ。「今」を生きよう。

食事と同じ。「今」美味しいものが「今」身体が求めているものだ。

「今」やりたいことを「今」やりましょう。

計画とか予定とか立てて済ます輩には未来は微笑まない。

薬を飲む

薬を飲む

病院へ行く機会が増えると薬を飲む機会も増える。医者が処方するその薬は危なくないですか?

お薬手帳だって薬局を次々替えると意味が無いですよ。何を考えているの?。

病院も本来は変えたくない。しかし、掛かり付けの医者が信用できないなんて不幸だね。



ネドリール錠(125mg)

これ何のクスリ?

遺骨

遺骨の話をテレビでやっている。

遺産相続と関連付けて遺骨を欲しがる存在。

遺骨を引き取りたくない遺族によるたらい回し。

墓がないと遺骨の収まり先も決まらない。

押入れに眠る遺骨。

遺骨を分割するかしないか。本山に入れる、墓に入れる。墓も本家の墓、分家の墓。

離婚再婚の話が入るとさらに難しい。

離婚した相手が死別している人との再婚となると更に難しい。

あの人と同じ墓に入りたくない~?。

生前整理はいつから始める?


https://www.google.co.jp/search?q=%E7%94%9F%E5%89%8D%E6%95%B4%E7%90%86&hl=ja&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=1dmOVObQDJDM8gWwloDQCg&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1269&bih=907&dpr=0.9#imgdii=_
生前整理

生前整理はいつから始める?

思い出の品の処分

片付けられない親~片付けられないシルバー世代

片付けられないのに、どんどん買い足していく。

片付けの出来る出来ないは年齢でなく人の性格。

思い出を残すと増える。年を重ねれば思い出も増えるから残すものが増える。だから老人は深刻。思い出を大事に思う気持ちも歳とともに深まる。

特に女性の場合は問題になるケースが多い。

NGワード:

「捨てろ」「汚い」ネガティブワードは使わないこと。

ポジティブワードを使う。大事なものは何?特に大事なもの。

いつか使う!?

ミニ引越し。部屋替えをする。

象徴的な現象:
  1. 飲まない梅酒
  2. ボロボロタオル
  3. ビニール傘
これは親も子供も同じだな。人生の節目節目で片付けていく人と溜め込んでいく人といるんだろう。

子供は親の片づけをしたくないからあの世に行く前に片付けて行けよと言う。当然、遺産分割から外された。?、遺産なんか何もなかったって?。

シルバー世代の錬金術

シルバー世代の錬金術

いろいろ提案されている。


  1. (持ち家を担保に借金)
    持ち家を担保に生活資金を借りる。何か名前が付いていたけど忘れた。死んだら持ち家は貸主(銀行かな?)が抑える。このサービスは都市部の物件のみだったと思う。
  2. (資産運用一括委任)
    お金持ちは資産運用を銀行とか証券会社とか保険会社に一括委任する。億単位の資産を持つ人でなくても利用できるように敷居が下がっているようだ。
  3. (住替え差額)
    都市部に住む人なら田舎への住み替えで不動産価値の差額を手に出来る。都内の物権はきわめて高いのでうまみは十分とか。
  4. (住替えレンタル)
    都市部の持ち家をレンタルして田舎で借家住まい。いきなり売り買いするときのリスクを回避できる。持ち家をレンタルするときは面倒の多い個人は避けて法人に限ること。
-

エンディングメニュー「恨みの清算」

https://www.google.co.jp/search?q=%E6%81%A8%E3%81%BF&hl=ja&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=bOmOVPe-F6GomgWwi4Ig&ved=0CAgQ_AUoAQ&biw=1269&bih=907&dpr=0.9

エンディングメニュー「恨みの清算」

物騒な話です。人間の出来が悪いと恨みを持ったままエンディングを迎えることになります。

いろいろなことが理由で日とは恨みを持ちますが、時間の経過とか、代償行為とか、恨みが消えていくケースもあれば、増幅させるケースもあります。

恨みを持つ相手が組織立ったり抽象的なものだったりすれば代役を探します。組織に属する人、建物、など。相手が具体的な人なら本人、家族、住居など。

終活を考えた人の恨みの清算は壮絶です。

エンディングノート(表と裏)を書き終えた彼/彼女は「恨みの清算」を始めます。

探偵社を使って個人情報・行動様式を入手しているので、行動はすばやい。翌日には事件になっています。完全犯罪を工夫する必要も何も無いのです。前触れも何も無くある日突然、理不尽をしでかした誰かの身体に刃物が刺さる。ホームから突き落とされる。金属バットがたたき下ろされる。本人が難しければその家族が清算の対象になる。

立派な犯罪ですが、理由のある犯罪ですから、心理的には何の苦痛もありません。

放っておいても自分は間も無く死ぬのだし、あるいは自殺することにしているのかもしれないし、最後に、自分を苦しめてきた相手を清算するのは、解脱できていない生身の人にとっては至極当然のことだ。

半世紀以上も前に心に宿った「恨み」だって少なくないだろう。若気の至りでは済まされない重大なことだから。罪は消えない。個人の心に宿った罪はその人が何らかの方法で清算するまでは消えない。



自分が既に身動きが不自由なら誰かに託すしかない。家族でもいい。このごろはやりの便利屋でも良いし、裏(闇)の互助会でもいい。

形見分け

形見分け

自分の大事にしているものを家族や知人に形見として譲ることを予め決めておく。大事なものでも安物の類は遠慮しておく。ただ強い愛着があって始末に注文がある場合は家族に頼むようにする。

形見分け台帳を作っておく。

  1. 高級なアクセサリー類。
  2. 高級な文具・万年筆など。
  3. 高級なブックカバーなど。
  4. 高級な腕時計・懐中時計・卓上時計など。
  5. 高級な数珠など。
  6. 高級なカメラ類。

形見の記念樹を植える

https://www.google.co.jp/search?q=%E8%A8%98%E5%BF%B5%E6%A8%B9&hl=ja&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=GOOOVObKO6f3mQW2p4HYBA&ved=0CAkQ_AUoAg&biw=1269&bih=907&dpr=0.9#imgdii=_

形見の記念樹を植える

自分が生まれたときに自分の記念樹を植えることはできない。身内の誰かが自分の誕生を祝って何か植えていてくれればいいが、そうでなければ後日の植樹となります。記念樹などと考えるのはそれなりに年齢を重ねたときでしょう。

子供が生まれたとき。結婚したとき。卒業したとき。

亡くなった人を偲ぶときに墓へ参る、仏壇へ参るのは普通かもしれない。親しい家族やペットの場合は記念樹を植えても良いでしょう。何を何処へ植えるかを任せるのも一つですが、生きている間にお気に入りを植えるのも一つです。

自分の庭に植えるのも良いですが、イベントサービス的に植樹をやっているところを利用するのも一つです。



自分の記念樹は自分が生きているうちに植えましょう。

お骨の少しをチタンなどのケースに入れて木の根元に埋めてもらいましょう。場合によっては素のまま埋めてもらう。木の精霊(木霊)になることを期待して。

30

365

人気の投稿