エンディングメニュー「恨みの清算」

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エンディングメニュー「恨みの清算」

物騒な話です。人間の出来が悪いと恨みを持ったままエンディングを迎えることになります。

いろいろなことが理由で日とは恨みを持ちますが、時間の経過とか、代償行為とか、恨みが消えていくケースもあれば、増幅させるケースもあります。

恨みを持つ相手が組織立ったり抽象的なものだったりすれば代役を探します。組織に属する人、建物、など。相手が具体的な人なら本人、家族、住居など。

終活を考えた人の恨みの清算は壮絶です。

エンディングノート(表と裏)を書き終えた彼/彼女は「恨みの清算」を始めます。

探偵社を使って個人情報・行動様式を入手しているので、行動はすばやい。翌日には事件になっています。完全犯罪を工夫する必要も何も無いのです。前触れも何も無くある日突然、理不尽をしでかした誰かの身体に刃物が刺さる。ホームから突き落とされる。金属バットがたたき下ろされる。本人が難しければその家族が清算の対象になる。

立派な犯罪ですが、理由のある犯罪ですから、心理的には何の苦痛もありません。

放っておいても自分は間も無く死ぬのだし、あるいは自殺することにしているのかもしれないし、最後に、自分を苦しめてきた相手を清算するのは、解脱できていない生身の人にとっては至極当然のことだ。

半世紀以上も前に心に宿った「恨み」だって少なくないだろう。若気の至りでは済まされない重大なことだから。罪は消えない。個人の心に宿った罪はその人が何らかの方法で清算するまでは消えない。



自分が既に身動きが不自由なら誰かに託すしかない。家族でもいい。このごろはやりの便利屋でも良いし、裏(闇)の互助会でもいい。

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