退職金を増やしたり、老後のお金を作るための行動は、失敗すると人生の最終章が狂ってしまうほど大きな影響がある。誰もが望むお金に困らない安心老後をつかむために忘れてはいけない7カ条を教えよう。
焦りや欲張りは絶対に禁物で
慎重な行動を忘れないことが大切!
「余裕を持って生きられる安心老後をつかみたい!」
90歳以上まで生きるのが普通になりつつある今、これは多くの日本人が持つ願望で、この安心老後が見えなければ不安を抱えて人生を送らなければな
らなくなってしまう。国任せでは安心老後が見えない中で、安心老後を勝ち取るためには自分自身で老後のお金作りをしなければならない。
しかし、老後のお金作りはカンタンではない。大きく増やそうとして失敗すると、結局、何もしなかった時よりも状況が悪化してしまう可能性も小さくないからだ。
すべての世代に共通して言えるのは、知識がないままで投資をしないこと、そして過剰な成績を求めないこと、さらに自分だけの判断で投資をしないことだ。
50~60代は老後のお金を老後の年代別に分けて考え、退職金を慎重に扱うことが大切。一方、30~40代は少額でいいのでできるだけ早くから積み立てを始め、額を徐々に増やしていくことが重要になる。
では、安心老後のお金作りで失敗しないための7カ条を教えよう。
【第1条】各世代共通
退職金や老後のお金に合った商品を選別して買うこと!
リスクを取ってお金を増やす商品には、株や投信など様々なものがある。しかし、退職金を増やしたり、老後のお金を作るのにピッタリのものもあれば、そうでないものも。今回紹介する安心老後のための商品から選ぶことが、失敗しないためには大切だ。
【第2条】各世代共通
はじめに必要な目標利率を決めて大きなリスクを取り過ぎないこと!
貯蓄額や生活費などから判断して、安心老後をつかむために自分はいったいどの程度のリスクを取るべきかをまずは決めること。その後、予想以上の成績となった場合でも、より高い利率を求めたりせず、逆にリスクを減らして確実な目標達成を目指せ。
【第3条】各世代共通
自分の判断だけでなくプロの力やアドバイスを使い倒すこと!
過去に株や投信などを買ったことがない人は、自分だけの判断で投資を始めると失敗してしまう確率が非常に高いのが現実。コストを抑えることも重要だが、初心者はある程度のコストを払ってでも、プロの力やアドバイスが受けられる商品を選ぶことも大切。
【第4条】50~60代
退職金はまずは定期預金に預け、冷静に増やし方を考えること!
投資経験のない人がいきなり退職金の1000万円単位の大金を株や投信につぎ込むのはもってのほか。まずはリスクゼロで利率が上乗せされる3カ月ものなどの退職金専用定期預金に預け回して、じっくり今後の増やし方を考えることが第一歩と心得よう。