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http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007500605.shtml
2014/11/13 19:27
神戸の老人ホーム虐待事件 元入所女性らが提訴
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神戸市西区の介護付き有料老人ホーム「はぴね神戸学園都市」で、２０１２年に発覚した入所者への虐待事件で、元入所女性（７６）と長女（３７）が、介護担当だった元職員の男女３人と同ホームを運営する「グリーンライフ」（大阪府豊中市）、監督権限を持つ神戸市を相手取り、計約１６００万円の損害賠償を求めて神戸地裁に提訴した。
訴状によると、１２年１月、家族が室内に設置したビデオカメラの映像から、平手打ちや暴言など職員による虐待行為が発覚。元職員３人が逮捕され、うち２人は執行猶予付き有罪判決が確定した。
女性は同ホームに入所後、寝たきりとなったという。訴状では「女性の体にあざや内出血が目立ち始めた１１年５月ごろから虐待があった」とした上で「誰の目も届かない施設内では入所者に助けを求める手段がなく、８カ月も虐待が見過ごされた」と主張。「市の調査や指導も不十分だった」としている。
１３日に第１回口頭弁論があり、長女が「母の心の傷は一生消えない。高齢者虐待を防ぐ仕組みづくりを」と意見陳述。被告側はいずれも請求棄却を求めた。
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