老後の準備=老後資金が最重要課題で最大問題?


老後の準備=老後資金が最重要課題で最大問題?



http://www.sankei.com/economy/news/141107/prl1411070102-n1.html

2014.11.7 16:58更新

約半数が介護を“自分ごと”と回答!しかし資金の準備は10%どまり-30%を超える“老後資金”としての準備状況と開きが-

PRTIMES

保険クリニック
年金・介護に関するアンケート

11月11日は“介護の日”、11月30日は“年金の日”です。11月は老後について考えるのにふさわしい月。ニュースなどでも度々、年金や介護について取り上げられていますが、実際の生活者は、老後の準備をどうしているのか?介護の実態や心配とは?保険ショップ『保険クリニック』(運営:アイリックコーポレーション)は老後の準備についての実態を、20歳~60歳までの男女各250名を対象にアンケートを実施しました。

◆調査結果概要◆
Q1.老後に備えて金銭的な準備をしていますか。

している  33.8%…169名(男性:84名、女性:85名)
していない 66.2%…331名(男性:166名、女性:165名)

老後資金の準備をしているのは約34%
老後に備えて、老後資金の準備をしている人は約34%。準備している方の中で20~39歳の方の割合が約44%でした。早いうちから老後の準備を始める人が増えているようです。

Q2.老後資金の準備を何でしていますか。(複数回答)

預貯金    140人
個人年金   55人
生命保険   48人
株式     43人
投資信託   29人
外貨預金   12人
不動産    9人
その他(国債) 1人

ダントツで預貯金!もしくは保険を活用
何で老後資金の準備をしているのかを聞いたところ、ダントツの1位は預貯金。ついで保険を利用しています。個人年金保険と生命保険を合計すると103人が利用しています。生命保険を利用すると預貯金とは違い、生命保険料控除が使えるので、今使える手取り額増加にもつながります。

Q3.老後資金の目標金額を教えてください。
 平均 :32,988,166円
 最大金額:3億円
 最少金額:100万円
 最多金額:1,000万円
貯めたい金額の平均は約3,300万円
老後資金の目標金額を聞いたところ、平均約3,300万円。最高金額は3億円、最少金額は100万円。
一番回答が多かった、目標金額は1,000万円でした。

Q4.あなたは介護をしていますか。または介護をしたことがありますか。

していた     5.0%
している     16.2%
したことがない  78.8%

介護経験者は約21%!40歳~60歳では3.7人に1人が経験者
介護経験を聞いてみたところ、現在介護している人は5.0%(25人)、介護したことがある人が16.2%(81人)でした。
合計すると5人に1人は介護経験がある事に・・・
40歳~60歳が多く、現在介護している人は8.0%(20人)、介護したことがある人が18.4%(46人)です。
20歳~39歳でも、現在介護している人は2.0%(5人)、介護したことがある人が14.0%(35人)。
※20~39歳:250名、40~60歳:250名

Q5.介護をしていて困ったことはありますか。(複数回答)

介護の困り事は、『時間』と『費用』
介護経験者に介護をしていて困ったことを聞くと、1位は『自分が自由にできる時間がない』、2位は『介護にかかる費用の確保』、3位は『先の見通しが立たない』でした。その他の意見では、「精神的ストレス」「自分の休息ができない」が上がりました。生命保険文化センターの調査によると、介護期間は平均56.5カ月(4年9カ月)。1カ月当たりの平均介護費用は7.7万円。介護には時間とお金がかかることがわかります。
※生命保険文化センター「平成24年度生命保険に関する全国実態調査」

Q6.自分は介護を受けることになると思いますか。
 はい  231人…46.2%
 いいえ 269人…53.8%
介護を受けると思っている人が約46%
自分が介護を受けることがあると思うか聞いたところ、約46%があると答えました。
40歳~60歳では約50%(124人)、20歳~39歳でも約43%(107人)があると答えています。介護の経験がないと実態がイメージしにくい現状はありますが、若い世代でも介護に対して他人事ではなくなっているようです。

Q7.「自分が介護を受けることになった」と仮定した場合、誰に介護されたいですか。(複数回答)

配偶者   165人…27.3%
こども   117人…19.4%
嫁・婿   18人…3.0%
親・兄弟  23人…3.8%
介護職員  261人…43.2%

約47%が配偶者か子ども、約43%は介護職員
自分が介護を受けることになったら、配偶者や子どもに介護されたい人が約47%(282人)、ついで介護職員が約43%(261人)でした。家族に受けたい人と家族ではない専従者に受けたいで意見が分かれました。
その他の意見としては「介護される前に亡くなりたい」という回答が多く寄せられました。

Q8.自分や家族に介護が必要になった場合の心配なことは何ですか。(複数回答)お金   424人
自分や家族の負担    287人
仕事   125人
介護する(される)期間 119人
介護の方法がわからない 109人
介護施設が見つからない 105人
公的制度の利用方法がわからない 96人
住まい  93人
心配なことはない    29人
その他  2人

介護の心配は『お金』と『家族や自分の負担』
自分や家族に介護が必要になった場合の心配事を聞くと、1位は『お金』、2位は『自分や家族の負担』、3位は『仕事』でした。
2015年4月以降、介護保険制度の改定があります。特に8月からは利用者負担が、一定以上の所得がある人は、2割負担に引き上げられる予定です。今後も介護者認定者が増え続ける超高齢化社会を考えると、さらに保険料の負担増やサービスの縮小などの可能性もあります。

Q9.自分や家族に介護が必要になった場合の、介護資金の準備はしていますか。
 している  46人…9.8%
 していない 451人…90.2%
約46%が介護を受けると思っているけど、介護資金の準備をしている人は約10%止まり…
自分が介護を受けると思っている人が約46%、そしてほとんどの人が介護の心配は「お金」と答えているのに、実際に介護資金の準備をしている人は約10%(49人)でした。老後資金の準備をしている約34%と比べると、まだまだ介護まで手が回っていないのが現状のようです。
ただ、今後も社会保障費用が増えていくことを考えると、少しずつでも万が一のための自助努力は始めた方が良いかもしれません。

Q10.介護資金の準備を何でしていますか。(複数回答)

預貯金   36人
株式    16人
生命保険  13人
介護保険  11人
投資信託  8人
外貨預金  7人
不動産   4人

介護資金の準備はダントツで預貯金
何で介護資金の準備をしているのかを聞いたところ、ダントツの1位は預貯金。ついで株式、保険の順番でした。生命保険と介護保険を合計すると24人が利用しています。
平成24年1月1日以降の契約から生命保険料控除に「介護医療保険料控除」が新設されました。所得控除の総額が増えたので、預貯金と保険を上手く組み合わせて利用するのが賢い選択です。

◆アンケートの詳細◆
サンプル数 : 500名(男性250名、女性250名)
年    齢 : 20歳~60歳
調査方法 : Webアンケート
調査期間 : 2014年10月29日~10月31日
保険クリニックHP内アンケート詳細ページ: https://www.hoken-clinic.com/admin/i_edit.html?id=351

※本リリースの調査結果や分析をご利用いただく際は『保険クリニック調べ』と明記ください。

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